ALGOPRESTO BLOG

アルゴプレスト 代表ブログ

Month: 1月 2017

ブランコ作業は安全?

安衛法が改正され、ロープ高所作業特別教育が義務化されたのは、つい昨年の夏です。
本来ならば、改正の主たる目的は墜落死亡事故の発生を限りなくゼロに近づけるためのはずが…
残念ながら、この年末年始、大阪で2件墜落死亡事故が発生してしまいました。
他府県でも、死亡事故が発生しているようです。
改正されたばかりなのに、死亡事故はなくなるどころか…

ロープ高所作業特別教育を実施している者としては、なんとも言えない、残念な気持ちでなりません。

いわゆるブランコ作業…
現行のブランコ作業は明らかにおかしな作業方法、作業手順からなり、高所作業のプロとしてやってはいけないことだらけです。
このブランコ作業が、主にウィンドウクリーニング業界に根付き、他の業界の方々も不運にも後に続いている現状ですから、今回の墜落死亡事故はウィンドウクリーニング業界だけの話では済まされません。

弊社講習で、現状のブランコ作業の危険性を説明し、実技でもその危険性をデモンストレーションしてますが、受講された皆さんは、その時初めてブランコ作業の危険性を知ることになります。
しかし、ブランコが危険であっても、作業をフルボディハーネスだけ行うことに不安、抵抗がかなりあるようです。
大抵の講習では、現場のシチュエーションと言いながら、比較的易しい場面でのデモンストレーションしかされていません。
本当に受講される職人さん達が、見たい聞きたい教えて欲しいシチュエーション、現場と同じ状況で説明、実演してあげるのが、一番納得してもらえるのは言うまでもありません。

長年、いわゆるブランコ作業をされてきた職人さん達は、フルボディハーネスだけで、屋上のパラペットから建物外、外装に乗り出す方法を理解されておらず、また、これまでブランコ板を先ず建物の外にぶら下げ、そのブランコ板を足場板代わりにして身を乗り出すやり方をされてきたため、感覚的にフルボディハーネスだけで建物外に身を乗り出すやり方にある種の恐怖心からか、フルボディハーネスだけでぶら下がることをしないのではと、思います。
もちろん、作業中フルボディハーネスだけだと太ももや腰の締め付けがキツくて痛いからブランコ座りが良いという理由もあるでしょう。

フルボディハーネスだけで乗り出すには、当然ながら、セルフブレーキ機能付の下降器、ディッセンダーを使う必要があります。
また、それ相当の資器材も言うまでもありません。
このところ、ウィンドウクリーニング業界でも、海外製のディッセンダーでぶら下がっているウィンドウクリーニングの職人さんが増えてきました。
しかし残念なことに、せっかくの安全性の高いデバイスもおかしな組み合わせ、ブランコ板と組み合わせてロープ作業されてるために台無しです。

下の写真は、世界で最も安全と言われるバックアップと下降器にブランコを取り付けている例で、よく見かけます。
しかし、このシステムに問題があります。
作業者はブランコ板に乗ってるだけで、メインロープと身体が繋がれていないのです。
これで、バランスを崩すと作業者はブランコからズレ落ちてしまうのです。
ライフラインにバックアップをセットしているため、身体の墜落は防げるかもしれませんが、そもそも、このようなシステムでぶら下がりをやってしまう職人さんに、宙吊りからセルフレスキューする技術など到底ないものと考えれるので、危険という他ありません。

ブランコ作業 安全? 事故

どうしてもブランコが必要だというなら、以下の写真のようなシステム、作業手順でぶら下がるしかないと思います。
まず、乗り込み、ブランコをセットする前に、ライフラインにバックアップをセットし、メインロープにバタフライノットを作り、そこにカウズテールを取ります。
これで、2点確保できます。写真左上。

そしてセルフブレーキ付ディッセンダーで繋いだブランコをセットし、乗り込みます。写真中上。
しかし、これではブランコに乗ってるだけで、上の写真と同じことになり、危険です。身体とメインロープを繋ぐ必要があります。
そこで、フルボディハーネスのお腹のアタッチメントにカラビナを1枚かまし、リギングプレート、ディッセンダーカラビナを介してディッセンダーと、間接的にではありますが、メインロープと身体が繋がれたことになります。このシステムなら、ブランコからお尻が抜けてもズレ落ちたりはもちろん、墜落はしません。写真右上と写真左下。
このお腹のカラビナをセットして初めて、カウズテールのカラビナを解除します。写真中下。
最後に下降モード完成です。写真右下。

ウィンドウクリーニング業界での墜落死亡事故の中に、ブランコだけロープに繋がれた状態で、何階かに取り残され、作業者だけが地上に墜落する事例が多く発生してますが、墜落の直接原因はわかりませんが、上記のような手順、方法をとっていれば、墜落死亡事故は逃れていたのではと思います。
何れにしても、こういった死亡事故は徹底的に原因を調べる必要があるのではないでしょうか?
そこから過ちを知り、事故を繰り返さない安全な手順を作り出していくことが、大切かと思います。
法改正後にもかかわらず、死亡事故が起きてしまうのは、まだ、改正すべきところがあると言うことです。そして、やはり命を守るのは、法律ではなく作業者自身の安全意識ではないでしょうか?

トレーニング施設

今年最初のトレーニング施設でのお仕事は…

資器材、主にロープ、カラビナ、スリングの点検、交換。ハーネス類のチェック。講習など効率良くするためのロープ、アンカーの設置変更などなど…
やっていくとあっと言う間に時間が経ってしましいましたが、無事完了しました。

皆さん、予定チェックしてトレーニングにお越し下さい(^^)
お待ちしております!

アルゴプレスト ロープアクセス トレーニングジム

2017年スタート

あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

今年はヒョンなことから、ひとつ目標がたちました!
それは…ボディシェイプ&筋力アップ

腹筋ローラーを御存知ですか?
先日初めて腹筋ローラーを体験し撃沈、あまりの情けなさに反省…
本日、スポーツ店にて腹筋ローラーを購入しました!

夏までには、バキバキの腹筋目指します(^^)

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